みなさまこんにちは。
今回は、年間2,000万円の配当金を得る投資家・かんちさんがYouTube「楽待チャンネル」で紹介された、高配当株の選び方5つの基準をわかりやすくまとめました。
「どんな銘柄を選べば安定して配当を得られるのか?」
「初心者でも再現できるスクリーニング方法が知りたい」
そんな方にぴったりの内容です。
高配当株投資においては銘柄選定がとても大切です。
年間100万円の配当金を受け取るポートフォリオを作成しても、企業が配当金を出さなくなることで金額が半減してしまっては意味がありません。
安定した配当金を受け取るために、しっかりとした銘柄を購入するための選定方法の基準を確認していきます。
高配当株の選定方法5つ
高配当株選定において5つの条件があるそうです。
すべてを満たした銘柄の中から一押しの銘柄を探していきましょう。
1.配当利回り3.5%
配当利回りは3.5%以上で探すことが1つ目のポイントです。
高配当株を厳選する上では4%以上の配当利回りを目指しますが、
スクリーニングの条件で4%と指定すると3.9%程度の銘柄まで外れてしまうので、確認できるように3.5%で検索をしているそうです。
配当利回りで裁量を持たすためのスクリーニング条件です。
2.増収増益・増配の銘柄に絞り込む
2つ目は、将来の配当利回りが増加するのであれば投資対象になることです。
増収増益や増配をしている銘柄は株価が上がりやすいため、キャピタルゲインも狙いやすいためです。
何年程度との指標はありませんが、直近10年程度で右肩上がりであれば採用します。
途中の〇〇ショックなどでの一時的な下落であれば投資対象から外すことはありません。
直近では、コロナショックの年に減配しているだけであれば投資対象に含みます。
3.PER10倍以下、PBR1倍割れの銘柄で割安
PERが10倍以下、PBRが1倍割れであれば割安の指標になりますが、
PER×PBR=15以上の株は割高銘柄として除外するそうです。
場合によっては15倍以上であっても購入することはありますが、その銘柄に成長ストーリ、成長する銘柄であると自信のあるときのみにします。
機械的に15倍以上の銘柄を除外することで損をすることが少なくすることができます。
リスクを少なくしていくことが大切です。
4.一時的な要因で株価が上がった銘柄を除外
こちらは、業績の裏付けのない銘柄は除外にすることになります。
インフルエンサーの書き込みにより株価が上がっている銘柄やその時のトレンドにより上がっている銘柄は除外します。
アクティビストが大量保有した銘柄などは株価が吊り上がる傾向にありますので、そのような銘柄は弾いていきます。
※アクティビスト・・・企業に対して、経営方針などの意見を言う投資家。
最近では、ビットコイン購入の話題で企業の業績もないのに株価が上昇するものなどは避けるべきであるとのことです。
5.厳選した銘柄を株価が下がったところで買う
4番までに該当した銘柄を記録し、株価が下がったタイミングで購入することです。
スクリーニングして該当した銘柄をすぐに購入せずに押し目のタイミングで購入します。
※押し目・・・「押し目(おしめ)」とは、株の値段が上がっている途中で一時的に下がるタイミングのことです。
「今はちょっと安くなってるから買うチャンス!」という場面を指します。
株価は上昇するときも上下に動きながら上がっていくため、なるべく安いところで購入します。
高配当株を購入するときは安ければ安いほど利回りが良くなりますので、タイミングを見計らう必要があります。
購入タイミングを見計らうのは難しいので、少しずつ少しずつ買い増していきましょう。
買い増すスピードや株数を調整しながら少しずつ購入することで平均購入単価を下げていきましょう。
かんちさんからのアドバイス
最後に、動画で語られていたかんちさんからのアドバイスを2点ご紹介いたします。
実際に配当金で生活している先輩からのアドバイスなので、しっかり胸に刻みましょう。
もし100万円で購入するとしたら何銘柄か。
これから高配当株投資を始める方がどのくらいの銘柄からスタートしたらいいかについてお話がありました。
100万円を元手に購入するとしたら、3~4銘柄に投資をするのが良いとのことです。
世間では、リスクヘッジとして分散するほどリスクが減っていくと言われています。
ただし、100万円の資金で始める場合、10銘柄への分散の場合購入できる銘柄が銘柄が絞られてしまうというデメリットがあります。
金額に捉われずに良いと思った銘柄を購入するには3~4銘柄にしましょう。
購入する株数について
次に購入する株数についてです。
購入する株数については、優待銘柄であれば最低単元を購入します。
株主優待は日本独自の制度で少数の株主を優遇する制度になっており、付いていればそれだけでお得になります。
株主優待が付いていると株価も大きく下がることはすくないので利用しない手はないです。
ちなみに、高配当株を選定する際の配当利回りには優待利回りは含めていません。
あくまで配当金としていくら支払われるかで確認し、株主優待が付いていれば最低単元を購入するようにしましょう。
まとめ
それでは、本日のまとめです。
高配当株を選定する5つのステップについてご紹介いたしました。
1.配当利回り3.5%
2.増収増益・増配の銘柄に絞り込む
3.PER10倍以下、PBR1倍割れの銘柄で割安
4.一時的な要因で株価が上がった銘柄を除外
5.厳選した銘柄を株価が下がったところで買う
以上のステップでスクリーニングをかけていきましょう。
高配当株は、自身のインカムゲインを増やし、生活を豊かにしていく手段の1つです。
個別株を購入する怖さや始めたばかりの配当金の少なさに継続するか考えることが多いと思います。
ただ、給与収入以外の収入源を得ること、不労所得が毎月入ってくる良さもあります。
高配当株を始めてみようとお考えの方は小額から始めてみてください。
それでは、本日は以上です。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
コメント