みなさまこんにちは!
今回は、「インデックス投資をしているけど、正直あまり実感がわかない…」
そんな風に感じている方におすすめしたい、米国高配当株ETF「SCHD」です。
この記事では、キャッシュフローを重視する投資スタイルに最適なETF「SCHD」の魅力と、国内からの投資方法、さらには代表的な投資信託「SBI-SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」を通じた運用について詳しく解説します。
※SCHDには直接投資できないので、投資信託を推奨する内容です。
SCHDとは?
まず初めにSCHDの基本情報からご説明します。
SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)は、アメリカの大手証券会社チャールズ・シュワブが運用する高配当株ETFです。
- 正式名称:Schwab U.S. Dividend Equity ETF
- ティッカーシンボル:SCHD
- 配当頻度:年4回(四半期ごと)
- 経費率:0.06%(2024年時点)
- 特徴:財務が健全で、安定した配当を出している米国大型株を中心に100社で構成
つまり、財務健全で安定した配当を出している100社にまとめて投資ができるものになります。
SCHDの魅力5選
SCHDに投資することの魅力についてご説明します。
資産を増やす目的であればインデックス投資だけでいいのではないか・・・とお考えの方も多いと思います。
ただ、配当金にはとても多くのメリットもありますので、配当金の魅力も含めてお伝えします。
1. 安定した高配当で“実感”を得られる
多くのインデックス投資(例:S&P500など)は配当よりも値上がり益がメインです。そのため、投資をしていても「お金が増えている実感がわかない」と感じる方も少なくありません。
積立投資をしている中で、余剰資金を投資に回しているけど今の生活が豊かになっている気がしないと感じる方もいると思います。
一方、SCHDは年に4回、実際に現金の配当(インカム)が入ってきます。
たとえば、100万円分保有していたら、年3〜4万円程度の配当がもらえることも。これは毎年「ボーナスのような感覚」で投資の成果を感じられる、という意味でも大きな魅力です。
2. 財務優良な“本当に強い企業”だけを厳選
SCHDに組み込まれている企業は、「過去10年間にわたって安定的な配当を続け、財務内容も優秀」という厳しい条件をクリアした企業ばかりです。
つまり、配当が一時的ではなく、長期的に持続できる力のある企業ばかりです。
さらに、収益性や配当成長率、ROE(自己資本利益率)といった項目でスコア化され、上位100社が選ばれているため、投資初心者でも安心して持ち続けられます。
3. 経費が非常に安い(わずか0.06%)
ETFや投資信託には運用コスト(経費率)がかかりますが、SCHDはその中でも最も低コストな部類に入るETFです。
年率0.06%というのは、例えば100万円投資しても年間の手数料はたった600円程度。
長期保有を前提とする場合、この「コストの小ささ」は複利の力を最大限に活かすうえで非常に重要です。
ただし、2025年現在は直接SCHDに投資することができないので、経費はもう少しかかります。
4. 増配傾向にあり、将来の配当額も期待できる
過去の実績を見ても、SCHDは配当金が年々増えている(=増配)という特徴があります。
これは企業が利益をしっかり出し、その一部を株主に還元している証拠。
増配されれば、同じ株数でも将来もらえる配当金が増えていきます。
つまり、「最初は少ないけれど、10年後には配当が2倍になっている」なんてことも夢ではありません。
時間を味方につけて「じわじわと収入が育っていく」点が、長期投資において非常に心強いポイントです。
5. 値上がり(キャピタルゲイン)も期待できる
「高配当=株価が伸びない」と思われがちですが、SCHDは配当だけでなく株価自体の成長も狙えるETFです。
実際、過去10年間の値動きはS&P500に近い水準で推移しており、配当と株価の両方で資産を増やせる設計になっています。
つまり、“配当も欲しいけど、値上がり益もほしい”というわがままを叶えてくれるETFだといえるでしょう。
◆ SCHDの主な構成銘柄(2024年6月時点)
銘柄名 | 業種 | 比率(目安) |
---|---|---|
Texas Instruments | 半導体 | 約4.5% |
Broadcom Inc. | 半導体・通信 | 約4.3% |
Amgen Inc. | 医薬品 | 約4.2% |
PepsiCo Inc. | 飲料・食品 | 約4.0% |
Cisco Systems | 通信機器 | 約3.8% |
Home Depot | 小売業 | 約3.6% |
Pfizer | 医薬品 | 約3.3% |
Coca-Cola | 飲料 | 約3.2% |
Verizon | 通信 | 約3.0% |
Merck | 医薬品 | 約2.9% |
※実際の構成比率は時期によって変動します。
◆ SCHDは日本から直接買えるの?
2025年現在、SCHDを日本国内の証券会社から直接購入することはできません。
しかし、同様のコンセプトで運用される投資信託が存在します。
◆ 代替手段:投資信託を購入して間接的に投資をする
SCHDのETFを直接購入することはできませんが、同様のコンセプトで運用されている投資信託を通して間接的にSCHDに投資をすることは可能です。
当サイトでは、SBI-SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)を運用しています。
こちらは、SCHDに間接投資することのできるものになります。
この投資信託は、SCHDとほぼ同じ指数(Dow Jones U.S. Dividend 100 Index)をベースに運用されており、SCHDへの間接的な投資が可能です。
- 運用会社:SBIアセットマネジメント
- 信託報酬(経費):年率0.1238%(税込)
- 分配頻度:年4回(3・6・9・12月)
メリット:
- 日本円で購入可能
- 為替手数料がかからない
- 配当も日本円で受け取れる
楽天証券でもSCHDに投資をできる投資信託が準備されているので、興味のある方はどちらを選んでも遜色ないかと思います。
分配金の受取月など細かい点で違いがありますので、購入する際はご自身で調べてからの購入をお勧めします。
◆ どんな人に向いている?
- インデックス投資だけでは物足りない
- 配当を受け取りながら投資の実感を得たい
- 長期的にインカムと値上がり益の両方を狙いたい
- 為替リスクを抑えて米国株に投資したい
こんな方には向いているファンドだと感じます。
特に分配金があることで投資の実感を得ることで、更に投資を続けようとモチベーションにもつながりやすいです。
スマホの数字だけ増えていくインデックス投資を途中で辞めてしまいそうな方には選択肢の1つとして考えていただけると良いと思います。
まとめ
SCHDは、インデックス投資では得にくい「配当という実感」をもたらしてくれる優れたETFです。現在は直接購入ができないものの、SBI証券などを通じて投資信託で同様の恩恵を受けることができます。
将来的な資産形成とキャッシュフローの両立を目指す方は、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
それでは、機体の高配当銘柄SCHDの紹介は以上になります。
ご拝読いただきありがとうございました。
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