【2025年最新】日経平均が急騰!その背景と今後の動きとは?

投資信託

みなさま、こんにちは。

今回は、2025年7月に入ってからの日経平均株価の動きについて取り上げます。7月後半にかけての急騰、そして直近の調整。なぜここまで大きく動いたのか?今後の相場はどうなるのか?初心者の方にも分かりやすく解説していきます。


急騰の背景:日米間の貿易合意がきっかけ

2025年7月23日、日経平均は大きく値を上げました。前日比で1,200円以上も上昇し、3.5%以上の急騰。これはトランプ大統領が表明した「日米間の自動車関税の引き下げ(25%→15%)」という貿易合意がきっかけです。

このニュースにより、輸出関連企業への追い風となり、とくに自動車株が一斉に買われました。トヨタやマツダなどの大型株が急伸し、マーケット全体を押し上げる形となりました。

特にマツダは、7月23日にストップ高になり注目度が高かったです。
ずっと下落していましたが、トランプ関税の見通しが立ったことで買いが先行しました。

加えて、TOPIX(東証株価指数)も史上最高値を更新し、日本株市場全体に大きなインパクトを与えました。


なぜこれほど注目されたのか?

市場がこれほど強く反応した背景には、次のような理由があります。

  • 長期の貿易交渉に決着が見えたこと
  • 円安傾向が続いており、輸出株に追い風
  • 日本企業の業績が全体的に堅調
  • 外国人投資家による買いが継続中(16週連続の買い越し)

これらの材料が重なったことで、投資家の「買い」の心理に火が付き、一気に買いが加速しました。


急騰後の反落:利益確定売りと決算への警戒

しかしその2日後の7月25日、日経平均は前日比 -370.11円(-0.88%)の反落となりました。これは、過熱感からの調整局面に入ったと見ることができます。

主な理由は以下の通りです。

  • 短期間で1,500円以上上昇したことによる利益確定売り
  • テクニカル指標(RSI)が過熱状態に突入
  • 一部の企業決算が市場予想を下回った

具体的には、信越化学、三菱自動車、キヤノンなどの大手企業が発表した四半期決算が期待に届かず、株価を下げる要因となりました。

自動車関連株についても下落していきました。


テクニカル分析:重要ラインは41,500円付近

テクニカル的に見ると、日経平均は「逆三尊(インバース・ヘッド&ショルダー)」という底打ちの形を完成させており、中長期的には上昇トレンドにあると考えられます。

  • 短期的なサポートライン:41,500円前後
  • 上値の目標レンジ:42,500円〜44,000円
  • 年末には45,000円到達との予想も(証券会社予測)

ただし、直近では移動平均線との乖離率も高く、慎重な判断が求められます。


来週以降の見通し:イベントが目白押し

来週以降も相場の注目材料は豊富です。特に以下の要因が相場を左右するでしょう。

国内要因

  • 企業の決算発表ラッシュ
    • 好決算銘柄には資金が集中、悪いと一気に売られる可能性あり
  • 参議院選挙後の政治動向
    • 与党が議席を減らしたことで、政策実行力への不安も残る

海外要因

  • 米国との貿易交渉(特に対中・対EU)
  • 米国FOMCの発言や、雇用統計・個人消費支出などの経済指標

これらのイベントによって世界の投資家心理が揺れることで、日経平均も影響を受けやすくなります。


投資スタンス:どう向き合うべきか?

今の相場は「短期的にはやや過熱感あり」「中長期では上昇トレンド」の状態といえます。

初心者の方へアドバイスするとすれば:

  • 急騰した銘柄には飛びつかず、押し目(下がったタイミング)を待つ
  • 決算をしっかりチェックし、業績の安定している企業を選ぶ
  • 中長期で見れば、日本株全体にはまだ成長の余地がある

まとめ

  • 日経平均は日米の貿易合意を背景に急騰。自動車株を中心に買いが集まった
    →7/25には下落。7/28以降どのように動くか?
  • その後は利益確定の売りや企業決算の影響で反落
  • 来週以降は決算、政治動向、米国との交渉など、材料が多数
  • 中長期で見れば上昇余地もあるが、短期は注意が必要
  • 石破首相は続投するのか注意が必要

投資において大切なのは「焦らないこと」と「情報を冷静に判断すること」です。今後も相場の動きに注目しつつ、コツコツと資産形成を目指していきましょう。

それでは、本日は以上です。

最後までご拝読いただきありがとうございました。

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