みなさん、こんにちは。
今回は、「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」の分配金を受け取りましたので、
・第2回分配金の内容
・実際の受取金額
・決算日の変更内容、運用への影響
以上をまとめたいと思います。
これからSBI-SCHDに投資をしようと考えている方、分配金の運用変更によってどのような影響があるのか知りたい方は是非ご覧ください。

SBI・S・米国高配当株式ファンドとは?
初めに、「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」について簡単におさらいです。
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」は、上場ETF「SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)」に実質的に投資するファンドです。
このETFは、米国の高配当かつ財務健全な企業を中心に構成されており、
配当収入(インカムゲイン)と値上がり益(キャピタルゲイン)の両方を狙う設計になっています。
ファンドは2024年12月に設定され、高配当×低コストの運用で注目を集め、
設定後わずか20営業日で1,000億円を突破。
今やSBIアセットマネジメントを代表する人気ファンドとなっています。
SBI-SCHDについての内容は過去にまとめておりますので、気になる方はご参照ください。
第2回分配金は85円(3.52%利回り相当)
それでは、第2回目となる分配金の金額についての基本情報です。
2025年9月29日に発表された第2回分配金は、1万口あたり85円(税引前)でした。
- 分配金落ち前基準価額:9,666円
- 年4回換算の分配利回り:約3.52%(税引前)
- 現地源泉税を考慮した配当率:約3.91%(アメリカへの源泉徴収前の配当率)
この分配金は、SCHDの2025年6月と9月の配当金(約158円分)から支払われたものです。
一部は今後の安定的な分配を目的として、分配準備金として留保されました。
そもそもなぜ今回の分配金の支払いは6月分と9月分の2回分であったかについては、
後述する決算日の変更による影響になりますのでそちらで解説したいと思います。
実際の受取額について
続いては、私が実際に受け取った分配金についてになります。

・口数:262,305口
・分配金総額:2,230円(≒26.2305×85円)
以上の分配金額となりました。
しかし、全額が元本払戻金となりました・・・
利益ではなく、もともと投資したお金の一部を返しているだけになるため、喜べるものではありません。
基準価格が上がれば普通分配金として受け取れる金額になるので、将来の分配金のために継続して運用していきましょう。
決算日の変更について
2025 年9 月29 日に運用会社から
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」第2回分配金85円のお知らせが発表され、その中で決算日の変更について告知がありました。
分配日の変更内容
| 項目 | 変更前 | 変更後(2025年8月以降) | 
|---|---|---|
| 決算日 | 各3月・6月・9月・12月の 19日 | 各月の 28日(休業日の場合は翌営業日) | 
決算日はこれまで「3・6・9・12月の各19日」でしたが、
今回から「各月の28日(休業日の場合は翌営業日)」に変更されました。
配当日が変更された後の支払いスケジュールとメリット
配当日が変更されることでのメリットとして、配当のタイムラグが短縮します。
前回までは、本家SCHDの配当金を運用会社が受け取ってから3ヶ月後に分配金として投資家に支払いがありました。
※前回は、3月の配当金が6月に分配金として支払われました。
変更後は、9月に本家SCHDから受け取った配当金を9月の決算日に支払われます。
SCHDからの配当を受け取ってから分配金として投資家に反映されるまでの期間が短くなります。
この変更によって、ETF(SCHD)から受け取る配当金を、
より迅速かつ効率的に投資家へ分配できるようになりました。
つまり、資金効率の改善につながり、配当支払いのタイムラグが減る点が魅力です。
今回の分配金の内訳について
ここで疑問に思うのは、
「前回の分配金の支払いが3月分だとすると、今回の分配金は6月9月分の2月分になるのではないか?」
ということになります。
2月分の分配金が85円ではありませんのでご安心ください。
SBIアセットマネジメント株式会社のお知らせの内容をまとめると
原則:
SCHDから受け取る配当金(費用控除後)をもとに分配金を支払い。
今回の支払いについては、今後の安定的な分配を目指すため、一部は「分配準備金」として留保。
今回(第2回分配)
- 分配金:85円(1万口あたり・税引前)
- 対象:SCHDの2025年6月・9月の2回分配のうち約158円分から支払い。
- 残りは今後の分配安定化のために内部留保。
以上より、今後の運用のための資金として内部留保することになりました。
分配金として受け取れなかったのは残念ですが、今後の安定した運営のために使われることも公表しておりますので運用はプロに任せたいと思います。
まとめ
今回は、SBI-SCHDの第2回分配金についてまとめました。
2025年9月29日に発表された第2回分配金は、1万口あたり85円(税引前)
- 分配金落ち前基準価額:9,666円
- 年4回換算の分配利回り:約3.52%(税引前)
- 現地源泉税を考慮した配当率:約3.91%
決算日が毎期19日から28日へ変更となりました。
今回の発表では、分配金85円に加え、「決算日変更」の説明があり、
私個人としては、投資家にとってプラスとなる改善が行われたものと感じます。
SBIアセットマネジメントは「顧客中心主義」を掲げており、
今後も低コスト・高品質なファンド提供が期待されます。
米国高配当株への分散投資を検討している方にとって、
このファンドは長期の資産形成を支える有力な選択肢となりそうです。
投資判断の参考になれば嬉しいです。
それでは、本日は以上です。
ご拝読いただきありがとうございました。

 
  
  
  
   
               
               
               
               
              
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