みなさまこんにちは!
当ブログでは、投資初心者の方に向けて、資産形成に役立つ情報をわかりやすくお届けしています。
今回は高配当株をする上で考えなければならない「増配(ぞうはい)」についてお話しします。
株式投資を始めたばかりの方にとっては、少し聞きなれない言葉かもしれませんが、配当金を受け取るうえで非常に大切なキーワードです。
不労所得を安定的に受け取りたいという方には必見の内容になりますので、最後までご覧ください。
そもそも「配当」とは?
増配を説明するまでにまずは基本の「配当」について押さえておきましょう。
配当とは?
企業が利益の一部を株主に還元するお金のことです。
日本株を持っている人には、年に1回または2回、企業から配当金という形で利益の一部が振り込まれます。
例:1株につき年間100円の配当 → 100株持っていれば年間1万円もらえる!
このように、配当は株主にとって「不労所得」として人気があります。
「増配」とはどういう意味?
増配=配当が増えること
「増配」とは、その名の通り配当金の額が前の年よりも増えることを意味します。
例えば、去年は1株あたりの配当金が80円だった企業が、
今年は1株あたり100円にした場合、「増配」になります。
逆に減ると「減配(げんぱい)」、変わらない場合は「据え置き(すえおき)」と言います。
安定的な不労所得を得るために投資をしているのに、減配や配当金が無くなるのは大きな影響が出てきます。
なぜ企業は増配するの?
株主としては増配をしていると比較的安心して配当金を受け取ることができることから、投資対象として有力な候補となります。
では、企業が配当を増やす背景には、どのような理由があるのでしょうか。
理由 | 内容 |
---|---|
業績が好調だから | 売上や利益が増えて、株主に多く還元できる |
安定感を示したい | 投資家に「ウチは安心して投資できますよ」とアピール |
株主を大切にしている姿勢 | 長期投資家を増やしたい・企業価値を高めたい |
特に、毎年配当を増やしている企業は「安定して稼ぐ力がある」証拠とみなされ、投資家から高く評価されます。
初心者にとって「増配」が魅力的な3つの理由
受け取れる配当金が年々増える
保有している株を売らずに持ち続けるだけで、受け取る金額が毎年アップするのが増配株の魅力。
インフレにも強く、「じわじわと資産が増えていく感覚」を実感できます。
複利効果で資産が雪だるま式に増える
増えた配当金を再び投資に回すことで、配当が配当を生む複利の力が働きます。
長期的にはこの複利効果が大きな資産の差につながります。
株価の上昇も期待できる
「毎年増配を続けている企業」は投資家に人気があり、株価もじわじわ上昇しやすい傾向があります。
つまり、増配株は「配当」と「値上がり益」の両方が狙えるのです。
有名な「連続増配企業」とは?
米国の事例:「配当貴族銘柄(Dividend Aristocrats)」
ここではわかりやすい連続増配銘柄としてアメリカの企業をご紹介します。
これは、25年以上連続で増配している企業を指します。
長期にわたり安定して成長・還元を続けている信頼の証です。
有名な銘柄には、
- ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
- コカ・コーラ(KO)
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
などがあります。どれも世界中で知名度が高く、生活に密着した商品を提供している企業ですね。
2025年現在の最新動向
2025年上半期は、米国市場全体として増配のペースがやや鈍化していますが、それでもなお増配を続ける企業は多く存在します。
代表的な最新の増配銘柄(2025年時点)
銘柄名 | 業種 | 最新の増配率 | 特徴 |
---|---|---|---|
JPMorgan Chase(JPM) | 金融 | 約20%増 | 米大手銀行、ストレステスト通過で増配 |
Goldman Sachs(GS) | 金融 | 33%増 | 高収益&高増配で注目株 |
Southern Company(SO) | 電力 | 2.8%増 | 公益株で安定・24年連続増配 |
Williams-Sonoma(WSM) | 小売 | 16%増 | D2C戦略が成功、収益好調 |
増配株を選ぶときの注意点
「利回り」だけを見ない
配当利回りが高すぎる銘柄は、業績が不安定だったり、一時的な高配当の可能性も。持続性が大切です。
「配当性向」をチェック
企業が利益のどれくらいを配当に回しているか(=配当性向)も重要です。
目安としては40%以内が健全とされています。
減配のリスクも知っておく
業績悪化や経営判断で、突然配当が減ることもあるので、企業の財務状況や過去の増配実績をしっかり確認しましょう。
初心者におすすめの投資法
増配株に投資するなら、いきなり高額を投じるのではなく、次のステップがおすすめです。
- 証券口座を開設(楽天証券・SBI証券など)
- 増配実績のある企業を選ぶ
- 少額からスタート(1株単位で購入可能な米国株など)
- 配当金は再投資にまわす
- 年1~2回は企業の業績や配当を確認する
まとめ:「増配」を味方に、じっくり資産を育てよう!
- 増配とは「企業が配当を増やすこと」。長期保有でリターンが拡大!
- 配当+複利効果で、初心者にもわかりやすい資産形成が可能。
- 選ぶときは「増配年数・配当性向・業績の安定性」をしっかり確認。
- 2025年も金融株を中心に増配企業は多数!注目していきましょう。
最後に…
配当が毎年少しずつ増えるのを見るのは、まるで「お金が働いてくれている」ような感覚になります。
投資初心者の方も、まずは1株・1社から増配株の魅力を体験してみてください。
当初予想していた配当金がじわじわと増えていくことはとても魅力的です。
数十年後まで安定した配当金を受け取るためにも、業績優秀で安定して配当金を受け取るために銘柄の選定をしていきたいです。
ご希望があれば、日本株の増配銘柄や、おすすめのポートフォリオ例などもご紹介します。
お気軽にご相談くださいね!
それでは、本日は以上です。
ご配慮ありがとうございます。
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