みなさまこんにちは!
毎月の配当金を受け取ることを目的に、日本の高配当株投資を始めました。
高配当株を得るために単元未満株を含め106銘柄を保有していますが、配当金を得るために持ち続けるだけで有効活用ができないか・・・と考えていました。
調べると、「貸株」という制度を発見しました。保有している株を貸して利益を得る方法です。
しかし、自分の株を「誰かに貸す」なんてちょっと不安・・・貸すだけで利益を得るなんてデメリットがあるのでは・・・と感じました。
良く調べると、貸株はうまく活用すれば、株を保有しているだけでちょっとした“副収入”を得ることができる仕組みです。
今回は、そんな「貸株」について、投資初心者の方にもわかりやすく、その仕組みやメリット・デメリットを丁寧に解説していきます。
貸株とは?
貸株(かしかぶ)とは、その名のとおり「自分が保有している株を、証券会社を通じて他人に貸し出す」仕組みです。株を貸すと、代わりに「貸株金利」と呼ばれる報酬がもらえます。
もっと簡単に言えば、
「使っていない株を、誰かに使わせてあげて、お礼として金利をもらう」
というイメージです。
貸し出された株は、主に証券会社やヘッジファンドなどの投資機関によって、空売り(株を先に売ってあとから買い戻す取引)などに使われます。とはいえ、私たち個人投資家は、難しい取引に関わる必要はありません。ただ株を貸して金利を受け取るだけです。
貸株のメリット
1. 株を保有しているだけで金利がもらえる
もっとも大きなメリットは、保有している株から「貸株金利」という形で収益が得られることです。
たとえば、貸株金利が年1.0%であれば、100万円分の株を貸していれば、年間1万円の金利を得られる計算です。
配当金の他に金利でも収入ができるのはとてもありがたいですね。
2. 特別な手続きは不要
証券会社の貸株サービスに申し込めば、あとは自動で貸し出しが行われ、金利も自動的に入ってきます。
SBI証券では、申し込みの翌営業日には貸株を開始していました。
3. 株を売りたいときはすぐに売却できる
貸している株を希望のタイミングで売却できるか不安に思う方もいらっしゃいますが、貸株中でもいつでも売却可能です。売却の際には自動的に貸株が解除されます。
そのため、売却したいときはに機会を逃すということはありません。
貸株のデメリット・注意点
1. 配当金が「配当金相当額」になる
貸株中は「配当金相当額」になります。これは配当とは違い、税制上の優遇が受けられないことがあります。
配当控除の対象外となります。
そのため、間の配当収入が多い人
確定申告で配当控除を使いたい人には不利になることがあります。
2. 株主優待が受け取れないこともある
貸株中は株主名簿から名前が外れるため、優待がもらえない可能性があります。優待目的の株は権利確定日前に貸株を一時停止することも検討しましょう。
こちらは自動で切り替えをしてくれる証券会社もありますので、貸株を検討している方はご自身の証券会社の使用を確認ください。
3. 借り手のリスク(信用リスク)
証券会社が破綻するなど、ごくまれに貸株が戻らないリスクもあるため、信頼できる証券会社を選ぶことが大切です。
4.単元株(原則100株単位)のみ対象
貸株の対象になるのは単元株のみとなります。
単元未満株(100株以下)で購入した株は貸株の対象外になります。
そのため、保有株がすべて単元未満である場合は貸すことができません。
貸株はこんな人に向いている
- 長期保有を前提に株を持っている人
- 値動きの少ない安定株を多く保有している人
貸株は、短期トレードよりも、株を長く持ち続ける人向けです。特に、金利が高く設定されている人気銘柄では貸株による副収入が効果的です。
そのため、私のように高配当株をずっと保有する予定の方にはお勧めの制度となっております。
まとめ
「貸株」は、保有している株を証券会社を通じて貸し出すことで、金利収入という新たな収益源を得られる仕組みです。操作はシンプルで、初心者でも取り入れやすいのが魅力です。
ただし、配当や優待を受け取るか、金利を優先するかをよく考えたうえで、自分に合った使い方を選ぶことが大切です。
株を“ただ持っているだけ”にせず、少しでも有効活用したい方は、貸株という選択肢もぜひ検討してみてください。
私も5月から貸株に申し込みましたので、金利を受け取ったら改めて金額などについてご報告いたします。
それでは、本日は以上になります。
ご拝読いただきありがとうございました。
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