みなさまこんにちは！
新NISAが始まってから人気の「S&P500（エスアンドピー・ごひゃく）」。
つみたてNISAや投資信託の商品名にも登場するので、すでに何となく投資をしている方・なんとなく気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなS&P500について、「聞いたことはあるけれど、よくわからない」という方に向けて、「一体どんなものに投資をしているのか？」を解説していきます。
みんなに人気のS&P500
S&P500は、投資の世界でとても人気があります。
その理由はシンプル。アメリカの元気な会社500社をまとめて応援できるからです。
時代を席巻してきたアメリカの企業500社に分散投資ができるなんて魅力的ですよね。
これまであまり投資に興味がなかった方も、今では「つみたてNISAでS&P500の投資信託を買ってみようかな」と考える方が増えています。
では、このS&P500とは、いったい何者なのでしょうか？
S&P500ってなに？
S&P500とは、「アメリカの代表的な大企業500社を集めたグループ」のことです。
このグループを作っているのは、アメリカの「スタンダード＆プアーズ（Standard & Poor’s）」という会社。
株価の動きをあらわす「株価指数」として、S&P500はとても有名です。
言いかえると、
「アメリカの経済を引っぱる500社のチーム」
というイメージです。これらの会社の株価の平均をもとに、S&P500という数値が毎日発表されています。
どんな会社が入っているの？
S&P500に含まれている企業は、世界中の人が知っているような大企業ばかりです。
たとえばこんな企業が入っています：
- Apple（アップル）
- Microsoft（マイクロソフト）
- Google（グーグル／アルファベット）
- Amazon（アマゾン）
- マクドナルド
- コカ・コーラ
- ナイキ
- ディズニー
私たちの生活に身近な商品やサービスを提供している会社が多いので、なんとなく安心感がありますよね。
どうしてS&P500はそんなに人気なの？
S&P500が人気の理由は、主に次の2つです。
① 500社に分散投資できるから安心
S&P500は500社の平均をとる指数です。
つまり、1社にまとめて投資するのではなく、500社に少しずつ投資するイメージです。
たとえば、アップルがちょっと不調でも、マイクロソフトや他の会社ががんばっていれば、全体としては安定します。
こうした「分散投資」は、リスクを減らすことに繋がります。
時間がなく投資に時間を割けない方、貯金だけでは不安なので投資にも少し回したい方に向いている理由のひとつですね。
② 長期的に成長してきた実績がある
S&P500は、過去数十年をふり返ると、全体として右肩上がりに成長しています。
もちろん、途中でリーマンショックやコロナショックのような下落もありました。
しかし、長い目で見ると、しっかりと回復して上昇を続けてきました。
だからこそ、つみたてNISAのような「長期・積立・分散」にぴったりの投資先として選ばれています。
「アメリカの成長を信じるのであれば、いつ投資を始めても将来は資産が増加している」夢の投資先とも言えますね。
どんな商品でS&P500に投資できるの？
S&P500に投資するには、「投資信託」や「ETF（上場投資信託）」を買うのが一般的です。
たとえば、投資信託であれば以下のような商品があります。
- eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）
⇒ コストが安くて人気。運用残高もトップクラスです。 - SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
⇒ バンガード社のETFと同じ動きをする商品です。
これらの商品は、ネット証券やつみたてNISAの口座からも簡単に購入できます。
S&P500が下がることもある？最近の下落理由
「S&P500ってずっと上がり続けているんじゃないの？」と思う方もいるかもしれません。
たしかに長期的には成長していますが、短期的には下がることもあります。
2024年〜2025年にかけて、S&P500が下落する場面もありました。その主な理由は以下のとおりです。
① アメリカの金利上昇
金利が上がると、企業はお金を借りにくくなり、経営の負担が増えます。
また、投資家にとっても「わざわざ株を持たなくても、安全な債券でいいかな」と考える人が増えるため、株が売られやすくなります。
② 景気減速への不安
「アメリカの景気がこの先悪くなるかもしれない」といったニュースが出ると、投資家は不安になります。
その結果、株を売って現金化する動きが増え、S&P500も下がることがあります。
S&P500に投資するということは、「これからのアメリカの成長に期待している」ことになるので、アメリカの成長を信じて投資を続けることになります。
③ 世界情勢の不安定さ
戦争、テロ、政治の混乱など、世界のニュースも株価に影響を与えます。
「何が起きるかわからない」と感じると、安全な資産にお金が流れて、株価が下がりやすくなります。
まとめ：S&P500は、アメリカの将来的な成長に期待して投資をする
S&P500は、「アメリカの大企業500社をまとめたチーム」であり、投資初心者からプロまで幅広い人に選ばれている株価指数です。
- アップルやグーグルなど、だれもが知っている企業が含まれている
- 500社に分散投資できてリスクが減る
- 長期的には成長してきた実績がある
- 最近の下落も、長期では回復する可能性が高い
だからこそ、「最初の一歩」として、S&P500はとても魅力的な選択肢です。
さいごに：知ることから始めよう
投資というと、むずかしい言葉や数字が並んでいて、つい身構えてしまいがちです。
でも、S&P500のように「わかりやすくて、実績があり、安心感のある」選択肢から始めてみるのも一つの方法です。
まずは、どんな企業が入っているのかを調べてみたり、自分で少しずつ投資信託を積み立ててみたり。
小さな一歩が、将来の大きな力になるかもしれません。
難しいことを考えたくない、手軽に小額ずつ投資をしてみたいという方には向いている投資方法の1つです。
本日は以上になります。
ご拝読いただきありがとうございました。
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