みなさん、こんにちは。
今回は「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」について、初心者の方に向けて丁寧に解説します。最新の動向も踏まえながら、そもそもFIREとは何か、その種類や選び方について整理しました。
そもそもFIREとは?
FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の略称です。
簡単にいえば、働かなくても生活できる資産を築き、通常の定年より早く自由な生き方を選べる状態を目指す考え方です。
経済的に自立して早く引退しようという考え方になります。
働かなくても最低限の生活をできる状態です。
基本的な方法は、
- 節約(支出を抑える)
- 収入増加(給与、副業、事業収入)
- 投資(株式・債券・不動産などで資産を増やす)
この3つの組み合わせで資産を築いていきます。
最近は若い世代を中心に「FIRE」への関心が高まっており、SNSやコミュニティで情報交換が活発になっています。
FIREの種類について
FIREにはいくつかのスタイルがあり、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは代表的な4つを紹介します。
4つの違いは、生活費は準備ができている上で、娯楽費までも賄うかどうか。
生活費を準備できた上で、娯楽費を稼ぐために働くかどうかに違いがあります。
FatFIRE(ファット・ファイア)
- 高めの生活水準を維持しつつ早期リタイアするスタイル。
- 旅行や趣味も楽しみたい方向け。
- 必要資産は大きいが、生活の満足度は高い。
必要額の目安:生活費×300〜400倍(※目安)。
向く人:収入が高い、または節約が苦手だけど余裕のある生活を続けたい人。
注意点:必要資産が大きくなるため到達に時間がかかる。
LeanFIRE(リーン・ファイア)
- 支出を抑え、質素な暮らしを前提とするスタイル。
- 必要資産は少なくて済む。
- 倹約が得意な人やミニマルライフが好きな人に向いている。
向く人:倹約が苦にならない人、住宅費など固定費を低くできる人。
注意点:生活の余裕が小さいので予期せぬ支出(医療費など)でリスクが高くなる。
SideFIRE(サイド・ファイア)
- 投資収入に加えて、副業やパートタイム労働で生活を補うスタイル。
- 「完全に働かない」のではなく、負担の少ない働き方を選びたい人におすすめ。
向く人:仕事を完全にやめなくても良いが、負担の少ない形で働きたい人。
BaristaFIRE(バリスタ・ファイア)
- 医療保険や福利厚生を確保するために、カフェなどで週数日働くスタイル。
- 投資収入で生活費を支えつつ、社会とのつながりも維持できるのが特徴。
向く人:社会的なつながりや保険の維持を重視したい人。
どのFIREを目指すか
自分に合ったFIREを選ぶには、生活費・価値観・リスク許容度を考えることが重要です。
年間支出を把握する
まずは1年間の生活費を正確に計算しましょう。支出額が分かれば、目標とする資産額が見えてきます。
生活費(住居、水道光熱、食費、保険、税金、車、娯楽、予備費)を月単位・年単位で洗い出しましょう。
4%ルールを参考にする
一般的な目安として「年間支出 ÷ 0.04(=25倍)」の資産があればFIRE可能とされます。
例えば年間支出が300万円なら、7,500万円が目標資産の目安です。
ただし、近年は寿命の延びやインフレを考慮して「3〜3.5%の方が安全」という見方も出ています。余裕を持った設計がおすすめです。
リスク管理も忘れずに
- 医療費や介護費用の増加
- 物価上昇(インフレ)
- 税制や年金制度の変化
こうした要素もシミュレーションに含めましょう。完全リタイアだけでなく、SideFIREやBaristaFIREのように「柔軟に働く」選択肢を持つと安心です。
会社員として働くことで健康保険に入ることができ、保証を受けることができることにも注目です。
まとめ
- FIREは「経済的自立と早期リタイア」を目指すライフプラン。
- 種類は主に FatFIRE・LeanFIRE・SideFIRE・BaristaFIRE。
- まずは年間支出を把握し、目標資産を逆算。
- 4%ルールはあくまで目安。3%台の設計がより安全。
- 医療費・インフレ・税制などのリスクに備え、柔軟なプランを立てることが大切。
FIREは単なる「早期退職」ではなく、「自分らしい人生の選択肢を広げる手段」です。まずは家計の見える化から一歩ずつ始めてみましょう。
私は、SideFIREを目指したいと思います。
社会人として働いていて、過度な労働やストレスを感じる方はFIREを目指すのも良いと思います。
少しでもFIREに興味を持った方は、私と一緒に資産を増やしていきましょう!
本日は以上です。
ご拝読いただきありがとうございました。
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